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1996-04-06
|
6KB
|
172 lines
KanaKiller1.2
KanaKillerについて
------------------
当初はインターネットでメールを送るときに半角カナを全角カナに変換する
ために作成しました。その後、要望を頂きDTP向け機能を追加しました。
680x0上でもPowerPC上でも最適に動作するFATバイナリで、PowerPC上での大
量データ処理が高速です。
KanaKillerは以下のような文字変換を行います。
1.テキストデータ中の半角カナ文字を全角カナ文字に変換します。
2.テキストデータ中の全角英数字・記号を半角に変換します。
3.機種依存する特殊文字(注 参照)を〓に置き換えます。
4.DOS、Unixの改行コードをMacの形式に変換します。
(1については同梱ドキュメント「変換見本」参照)
注)特殊文字の範囲(個別に処理設定可能です)
・NEC罫線と2バイトカナ(849F-86FC)
・NEC外字 (8740-879C, ED97-EEA0)
・未定義領域A (879D-889E)
・未定義領域B (EEA1-FCFC)
利用用途は:
1.インターネットでデータを送るとき半角カナ文字を取り除く。
2.異機種間でデータをやり取りするときのチェックに。
3.DTPで出力時に問題となる文字のチェックに。
使い方は簡単です。
【方法1】変換したいテキストファイルをドラッグ&ドロップする。
ドロップしたファイルが直接変換されます。ファイルメニューの
「開く...」を使うこともできます。
【方法2】クリップボードに変換したいテキストをコピーして変換を実行。
変換したいテキストをコピー後、KanaKillerに切り替えて編集メニューの
「クリップボードを変換」を選んでください。そのあとエディタなどにペー
ストしてください。
ただし、クリップボードの大きさは限られているようですので、大量のテ
キストデータは処理できません。
SJISのみ対応しています。EUC、JISなどへのコード変換は行いません。
テンポラリメモリを使用しますので、KanaKillerへのメモリ割り当てを増や
さなくても大きなファイルを処理できるはずです。
【変換設定】
編集メニューの「変換設定」により、以下の項目を設定できます。
すべてではありませんが、バルーンヘルプも使用可能です。
・半角カナを全角に変換(当初KanaKillerの機能)
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以下の文字を半角に変換する
・全角アルファベット26文字
・全角数字(0〜9)
・全角括弧(){}[]
・全角コロン、セミコロン :;
・全角記号,.?!^/+−=<>¥$%#&*@_
------------------------------------------------------
以下の文字を〓に変換する
・NEC罫線と半角2バイトカナ(849F-86FC)
・NEC外字 (8740-879C, ED97-EEA0)
・未定義領域A (879D-889E)
・未定義領域B (EEA1-FCFC)
------------------------------------------------------
改行コード:
・DOS→Mac(LFを削除)
・Unix→Mac(LFをCRに変換)
・自動変換
・何もしない
------------------------------------------------------
・処理完了時に報告する(処理文字数をお知らせします)。
------------------------------------------------------
処理結果の保存場所
(処理結果ファイルには.kkが付加される場合があります)
・オリジナルを置き換える(元のファイルは削除されます)
・オリジナルと同じ場所(元のファイルと同じフォルダ内にファイルを作成)
・デスクトップ
・たずねる(保存場所を指定できます)
------------------------------------------------------
出力ファイルのクリエータ
(空白の場合は元のファイルのクリエータとなります)
ファイルを開く、ファイルをドロップするときにoptionキーを押していると
上記の変換設定を一時的に変更できます。
注意書き
--------
このプログラムを使用することにより起きた損害に対し、作者はいかなる義
務を負いません。ご自分で注意して使用してくださるようお願いします。
配布・転載について
------------------
このプログラムはフリーウェアです。オリジナルの構成のまま変更を加えな
い限り、配布・転載は自由に行なうことができます。
ただし、作者の許可なく販売や商品へ添付することは禁止します。バグレポー
ト、ご要望などはメールしていただけると幸いです。
修正履歴
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Version1.0.5(6/22/1995)
・ドラッグ&ドロップで起動したときも処理完了ダイアログ表示
・「る」、「&」などの2バイト目が0x81-0x9Fまたは0xE0-0xFCである文字に
続く半角カタカナが変換されないバグを修正。ご指摘頂いた佐藤一彦氏に
感謝します。
Version1.0.6(7/3/1995)
・クリップボードの変換をサポート
Version1.0.7(9/25/1995)
・ヴをヴに変換。(従来はウ゛に変換)
・処理終了時に変換文字数を表示
・オプションで全角アルファベット、数字、記号を半角に変換
・テンポラリメモリを使用して変換するように修正
(アプリケーションメモリの割り当てに制限されません)
Version1.0.8(9/29/1995)
・終了時にオプション変換文字数を報告
・半角カナと濁点(半濁点)が行をまたがるときも全角一文字に変換
Version1.1(3/29/1996)
・記号全角→半角変換を記号と丸括弧に分離
・機種依存文字を〓に変換するオプション追加
・処理結果保存方法を設定可能とした
・PowerApplicationになった
Version1.2(4/6/1996)
・2バイト括弧の変換に{}[]を追加
・2バイトコロン、セミコロンの変換を追加
・2バイト記号の変換に<>¥を追加
・NEC外字の範囲を8741-877C、EE41-EE9Cから8740-879C, ED97-EEA0に変更
・未定義領域Bの範囲をEEA1-FAFCからEEA1-FCFCに変更
・保存場所をたずねる場合にファイル名に.kkを付加
・改行コードの変換を追加
・出力ファイルのクリエータ設定を付加
・変換設定ダイアログにバルーンヘルプをつけた
感謝
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杉山琢保氏、川原茂樹氏、井上明氏
開発にあたり、有益なご意見、バグレポートを頂いたことに感謝します。
参考資料
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ANSI C言語辞典 (技術評論社)
漢字Talk7プログラミングTHINK C 下巻 (BNN)
漢字Talk7プログラミングツールボックスプログラミング (BNN)
THINK Reference (Symantec)
Macintosh Programmer's ToolBox Assistant (Addison-Wesley)
Inside Macintosh: Memory, More Macintosh ToolBox (Addison-Wesley)
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■ 作成日 1995年 6月12日
最終修正日 1996年 4月 6日
■ 作者 関 信
E-Mail:KHC00045@niftyserve.or.jp
〒213 神奈川県川崎市高津区久地138
■ 開発言語 Metrowerks C/C++ 68K 1.4.3(CW8)
Metrowerks C/C++ PPC 1.4.5(CW8)
Resorcerer 1.2.5 J
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